慶應看護100年!日本、世界で活躍する方々が無報酬でも貢献したい理由⑥時代の流れを捉える力とは?

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慶應看護100年!日本、世界で活躍する方々が無報酬でも貢献したい理由⑥時代の流れを捉える力とは?】


おはようございます。


海外での引く手数多のオファーを断り、日本に貢献する事を選択し、最先端の知識と技術を持ち、日本に帰国した北里柴三郎でした。しかしながら、感染症研究所を政府に訴えても、全く聞き入れてもらえませんでした。


それは、留学中に発表した論文が、原因。

東大教授の説を否定したものであり、東大と繋がっている政府の反感をかっていたのです。

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日本の中にいるだけでは、気づけない事もあり、海外に出た北里柴三郎だけが、日本の現在地を知り、世界の大きさを痛感、日本に対する危機意識も大きかったのですが。。


今の組織も国も、昔と変わらないですね。

外に出れず、自分を客観視できず、中にいると、それが当たり前と思い、正しい事を受け入れられず、変わろうとしない。

そして、自分達の意に沿わない者は排除する文化は、どこの国でも起きてきました。


それが、覆るのを「革命」と呼び、国が転換してきた今までです。



そんな窮地に追い込まれた北里柴三郎に、手を差し伸べたのが、福沢諭吉でした。


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1835年1月10日生まれの四緑木星


アントレプレナーであり、教育者であり、啓蒙家、翻訳家など、様々な偉業を成し遂げでいます。


福沢諭吉の軌跡をみても、北里柴三郎と同じで、海外に出て、異国文化と出会う中で、人生を広げる四緑木星の良さを活かしています。


江戸から明治の大転換を生きた福沢諭吉

江戸時代は、士農工商で、生まれた時から、農民なら農民、武士なら武士とアイデンティティを決められ、それで、生きるのが当たり前の時代。


それが、黒船来航で、徳川幕府が終わり、明治に入り、日本人は、アイデンティティが崩壊していました。


生まれた時から、あなたの生きる道は、これだよとレールをひかれ、生きて、生活していた日本人は、混乱です。


自分は、何者なのか、時代のプレートチェンジで、アイデンティティが揺らいでいました。


このような時に、人の運命は分かれます!


武士として、在り続けた人たちは、時代に取り残されました。

成功した会社が、時代の変化に気づけず、倒産するのは、これが原因です。


時代の流れを捉える力、

それは、自分、日本という中に留まるとみえません。

自分の外、日本の外に出る事で、自分や国の現在地が分かり、外を取り入れる事が始めて可能になる。


それを敏感に感じ取っていた北里柴三郎福沢諭吉


「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と、人の生き方、価値は、生まれではないと説いた福沢諭吉

大切なのは、身分ではなく、学問であると説いた本は、たちまちベストセラーとなりました。


もともと福沢諭吉は、武士でした。

武士の命である刀を捨て、アイデンティティを捨て、次に向かう意志は、死を越えたものであり、武士で在り続ける以上の過酷な覚悟であったと思います。

でも、一日1000本の矢を射たと言われるくらい武士の魂は失っていませんでした。

肩書きは、変わっても、日本の精神性を保ち、西洋との融合を選択した福沢諭吉は、凄いですね。


自分は何者であるのか、新しい時代に、どう生きていけば良いのか翻弄されていた国民は、福沢諭吉の啓蒙活動により、時代の目が開き、新たな生きる指針を得たのでした。

教育は、世界を変えますね。


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このブログは、過去を振り返り学ぶだけでなく、今の私たちの生き方につなげる事が目的であり、今の時代を考えてみます。


時代の流れを捉え、時代の応援を受ける生き方と時代の流れが捉えられず、時代の応援のない生き方となる違いは何でしょう?


江戸時代から明治の時代の成功者は、日本の中、江戸時代に決められる士農工商アイデンティティに自分を固定せずに、世界をみた人たちでした。


中から外に出る事、外を取り入れる力が、時代の流れを捉えるキーとなります。


アメリカが牽引した100年以上の歴史がある現代ですが、この資本主義プレートは、本当に、私たちを幸せ、成功にする土台なのでしょうか?


士農工商があった時代に比べれば、生き方の選択肢は、多数であり、自由選択できるようになったようにみえます。

でも、それは、選択肢が増えただけであり、本当に、人が持っている能力を活かせるだけの仕組みにはなっていません。


なぜなら、西洋文明の功績で、周りの科学技術だけを発展させ、世の中は、便利になりましたが、そもそも、人間である私たちの機能を向上させてこなかったから。


世界は、外を取り入れる事で、今は、インターネットで、すぐ繋がる時代となりました。

これ以上の外がみえない、時代の混乱期でもあるのです。

もう今の人間の機能からみるだけでは、限界が来ています。


そもそもの人間の外に出る技術が必要です。心理学、脳科学をも超越した「0=∞=1」を悟り知る事で、認識技術を活用する事で、偉人が喝破した世界以上の宇宙の外を取り入れる人間として変化し、全体像を捉え力がつき、時代の流れを掴むこと、流れを創る事も可能になります。


まるで、魔法使いのようですね。


福沢諭吉が、教育で時代を変革したように、高さの成功をおさめるのは、深さの教育です。

今までの人間の出発からみた外を取り入れる生き方を上昇させ、出発を大転換させた真のスタートにより、新たな未来がスタートします。



続く〜