西洋医学と東洋医学から、次の時代の医療へ④

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【西洋医学東洋医学から、次の時代の医療へ④】


おはようございます。

GWも終わり、今日から、仕事のスタートの方も多いと思います。


せっかくのGWなのに、どこに行く気も起きず、体の休養に当てたよ〜という方!予想外の風邪をひいてしまい予定をキャンセルしないとならなかったよ、悲しいという方もおられたかと。

体のバランスが、大きく崩れている可能性が大きいです。

普段は、仕事の緊張で、交感神経が優位に立っていますが、その張り詰めた糸が、一気に緩んだ時に出てくる多くの不調。

こうして、体のサインが出たときに、どう私たちが捉えるかで、人生が変わります。


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西洋なら、栄養ドリンクを飲んで、誤魔化してしまえ!クスリを飲んで、治そう!と考えます。


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東洋は、何故、体調不良が起きたのか、日頃の自身の習慣を見直し、休養し、自然治癒力を高め、修復します。




前回までシリーズで、

西洋医学東洋医学の強みと弱点、

そして、東洋医学が中心であった時代から、何故、西洋医学中心となったのか、

その成果と歪みについて綴りました。



多くの人が、西洋医学を選択し、東洋医学を選択しなくなった背景には、日本の歴史や制度が大きく影響している事もありましたね。



医療に限った事ではなく、

今の社会は、すぐに結果や成果が出る事を望み、そこに辿り着く方法を知りたがる世界です。

身近な所では、短期間に、ダイエットできる方法。なんとか式ダイエット法など、たくさん出ていますが、何故、皆んなが、結果に到達しないのでしょうか?

ビジネス本も、皆んなが幸せ、成功を感じていたら、本屋に、あれほどの本は並びません。


それだけ、今の文明を作った西洋のパワーの大きさであり、私たちは、無意識に、方法さへ分かれば、結果が得られると思い込んでいます。

これが、真実なら、周りは、いつも笑顔で、生きている事に、焦りや不安、不満なんてないはずなのに、どうして、暗澹たる社会の風潮が広がっているのでしょうか?



好奇心や夢で、いっぱいであった子供時代、そして、子供のような未来なんて描けない大人になった今。

それなりに、仕事もあるし、生活もできるし、家族も友達もいるし、それなりに、充実していると思っていますが、本当に、今の人生を生きたいと思い、生きているのでしょうか?




西洋文明が作った土台で生活している私たち。

どんなに優れている西洋医学でも、人の生死は語れず、何故、人は生まれ、人生を歩み、死ぬのか、明確に語れません。

生物学的な誕生や死は定義できたとしても、分けて、分析で発展した西洋は、人生や心を語れません。

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それは、

宗教では、神と人間を分けたように、

人も、身体と心を切り離したから。


もちろん、西洋でも、心の追究はあり、経済学にも、心理学が取り入れられたり、人間を動かす脳科学や感情の研究もされています。


どんなに研究開発されたとしても、出発が、二元論である事が、今からの時代では、限界なんです。

主体と客体を分離している出発を変化させないと西洋の限界は、突破できないし、活かす事も出来ない。


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東洋医学のベースは、東洋思想が幹です。

ヒンドゥー教から生まれた釈迦の仏教、易や気学を軸とした孔子儒教老子道教

四苦八苦の原因をみつめ、悟りを開いた東洋の偉人たち。

西洋は、二元論であり、正義と悪を存在させ、悪魔を退治にいくヒーロー物語が中心です。

では、東洋は?

鬼退治にも行くので、悪を存在させているように見えますが、東洋には、悪魔は、存在しません。鬼とは、自分の心が作り出した鬼の事であり、自分の心を正す修行をします。

心身一如の考えです。


人のファッションで例えるなら、

西洋は、洋服をアレンジして、対象を引き立たせる力があります。だから、手段を手にし、お金で購入すれば、形は手に入る。

けれど、どんなファッションも似合う自分自身にはなれません。鎧を変えるだけ。

東洋は、洋服ではなく、人の変化を考えます。だから、自身を変化させる選択をし続けている人は、同じ服を着ても、生きる姿勢や普段の生活の在り方が違い、品格の雰囲気をまといます。


結果や成果を生む方法ではなく、その結果を生む見えないプロセスを解く東洋の叡智です。

ただ、東洋思想は、人生論であり、残念ながら、西洋の科学のパワーには、かないませんでした。

イギリスが引っ張り、アメリカが世界を牽引した今の世界です。

でも、物質文明の限界、アポリアの時代に来ている今、東洋の力の深さと偉大さが見直されています。


情報革命の最先端にいたスティーブ・ジョブズが、何故、禅に魅入られたのか。

量子コンピュータは、密教の世界です。

遺伝子は、易の世界です。


数学、物理を追究すると、必ず、心の世界と繋がっていく私たちの神秘。



西洋は、分析していく宇宙論

東洋は、繋げていく人生論


真逆のことのように見えますが、それは、人間の出発の問題でした。


分ける事でも、何かと何かを繋げる事でもなく、自分は、何故、生まれたのか?何のために、生きるのかを正しく悟り知る事から、本当の人生がスタートします。

それは、情報革命の次の時代のスタートであり、新しい医療の誕生にも、繋がります。


自分とは、何か?現実とは、何か?真実とは?

哲学の世界のようですが、科学の世界でもあり、それを統合する新しい学問、教育が必要です。


西洋科学の宇宙論と東洋の人生論を繋げる「0=∞=1」

人生を、時代を拓くキーワードです。

この技術は、機関車や飛行機、スマートフォンを発見し、文明や時代を変化させた道具とは、次元の違う道具です。


新しい人生の扉は、こちらから

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